痛風発作のときに用いる薬剤

痛風発作のときに用いる薬剤として、アスピリンは避ける必要があり、そのアスピリンは少量投与で血清尿酸値を上昇させ、大量投与で低下させるのですが、鎮痛作用をもつ量のアスピリンは血清尿酸値を低下させ、発作中は発作の増悪などにつながるため、発作に対する投与は避けるべきです。

コルヒチンは、痛風発作の前兆気に1錠だけ用いて発作を頓挫させ、ナプロキセンは、300mgを3時間ごとに3回を1日だけ投与し、多くの場合、この処置で発作は軽快し、軽快さえすれば止めて構いません。

プレドニゾロンは、NSAIDsが使えない場合は、投与が無効だったとき、多発性に関節炎を生じる場合などに、経口で投与します。

プレドニゾロン15から30mgを投与して、関節炎が鎮静化すれば、1週ごとに3分の1を減量し、3週間で打ち止めする方法などがあります。

痛風関節炎を来していない無症候性高尿酸血症にかんしては、血清尿酸値8.0mg以上が一応の薬物治療法の適応と考えられ、肥満や高血圧、脂質代謝異常などを合併していなければ、薬物療法の導入基準を少し和らげても良いのではないかと思います。

治療中の血清尿酸値は、大規模な前向き臨床研究こそないものの、理論的な尿酸の溶解濃度を下回る6mg以下に維持することを日本痛風学会は推奨しています。